猫背で悩んでいる方へ、姿勢が良くなる原因の見つけ方！

姿勢が悪いのはその部位に原因があるわけではありません。例えば背中が曲がって猫背のような姿勢になっている場合、胸の筋肉を張って背中の丸みをとってしまおうとしますが、本当にそれで良いのでしょうか？

背中の他にも曲がっている部分はありませんか？

座って背中が曲がっている場合は骨盤が倒れて本来の位置になかったり、立っていて背中が曲がっている場合は膝が少し曲がっている場合がよく見られます。

座っている場合は、骨盤を立てれば背中の丸みは無くなりますし、立っている時は膝をしっかり伸ばせば背中の丸みは減っていきます。

つまり何が言いたいかと言うと、骨はバランスを取るために曲がっているので、局所的に姿勢を良くしてもあまり意味はなく、逆に体の骨のバランスを崩してしまう可能性もあるのです。

人間の骨は積み木のように積み重なっています。どこかが前に出れば上にあるものはバランスを取るために後ろになるし、左にずれていればその上の骨が右にずれてバランスを取っています。つまり姿勢を良くするためには、曲がっている箇所と反対に曲がっている箇所も見つけることが大事になってきます。

一例として、座って猫背になる人は、骨盤や胸の骨が後ろにあり、肩や首や頭が前にあることが多いです。なので改善するためには、腰の筋肉を鍛えお腹を柔らかくし（骨盤を後ろから前へ）、前腕の日焼けしにくい白い方の筋を柔くし（手の平が開き肩が前から後ろへ）、目線をあげる（頭を前から後ろへ）と骨盤、肩、頭の積み木が真ん中に戻ってくるので猫背も変わっていきます。

個体差があるので、全ての方に上記の方法が当てはまるわけではないですが、基本的には積み木をまっすぐにすれば姿勢は構造的に良くなっていきます。姿勢や猫背が気になる方は、まず一度全身鏡で体の全体を確認してください。

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